2012年10月16日

読書よりも・・・



「国語はすべての教科の基礎」と言われることがありますが、
国語力というのは、もともとは日本語力のことです。
日本語力は、生活の中で育ちます。
これに対して勉強で身につける国語力は
漢字の書き取りや熟語やことわざを覚える知識的な日本語能力です。


日常生活で日本語に接する機会を考えてみますと
「対話」・「テレビ」・「読書」などがあげられます。

この中で、手軽で効果が極めて高いのが「家族との対話」です。
相手の反応に合わせることで応用が身に付き
幼児期から大人まで活用できます。

また「学力のある子に共通している生活習慣は家族間の対話が豊富」という
見解がありますが、

対話によって
子どもの思考力や知的好奇心が
育っていくことを考えれば納得できます。

逆に断片的なこと
例えば「○○しなさい」というようなことしか
言わなかったり、あまり話をしなかったりすると
子どもの考える力は育ちません。

では、どうしたらいいか…?
それは家族共通の話題を対話のきっかけとする方法です。
国語力というと、すぐに「読書量」「読書習慣」と想像されがちですが
実は家族間の日常でのコミュニケーションが

最も重要な

“国語力と日本語力”なのです。