2011年7月11日

コーチングについて

「子どもに勉強させる良い方法はないのでしょうか?」という
ご質問を受けることがよくあります。

ほとんどの子は、好きなことやゲームなどの遊びは進んでやるのですが、
勉強や手伝いは、なるべく避けたいという気持ちがあるようです。
親御さんとしては、子どもの行動を何とかコントロールしようと、
「批判する」「責める」「ガミガミ言う」「脅す」「罰する」
などの行為をとることがあるようですが、
このような外的コントロールでは子どもの心や行動を制御し難いというのが、
質問に対しての”1つの”回答になります。

なぜかというと、
人間は自らの考えで行動する事によって、もっている力を発揮するからです。

具体的には“あるルール”を達成するために
質問型コミュニケーションを使い、
相手に取るべき行動を自ら選んでもらうというものです。

具体的には
まず「なるほどね。」と子どもを認める言葉が大切です。
「ダメ・・」「でも・・」「しかし・・」「ちがう・・」「絶対・・」
この言葉をやめて、「なるほどね」を連発してみましょう。

次に「どうすればいいと思う?」を連発します。
「いつまでに何をしなさい」ではなく、
「なるほど・・。いつごろまでに、何をどこまでできるかな?」
と言うように、子ども本人が決めるようにもっていきます。

教育は知識や情報を一方的に子どもに”インプット”させるだけではありません。
むしろ、子ども本人が心から(意志、目標、知識など)”アウトプット”することがより大切です。
子どもの”やる気”を引き出し、本来もっている能力を最大限伸ばしてやること・・・。


教育に携わっている我々の永遠のテーマです。