2010年11月12日

苦手克服を考えたとき

子どもの苦手意識を取り除く方法として、


親や指導者が「苦手である」と決め付けないことです
ここが最も重要です。
本人はもとより、周りが決めつけてしまっては
せっかく伸びるモノも伸びなくなってしまいますからね・・・。


次に、「小さな成功の積み重ね」を体感させることです。
「小さな成功の積み重ね」とは

算数・数学ならば、単元を細~かく分けていき
得意なところか、必ずできるというところまで戻り、
過去に間違えて苦手意識が芽生えてしまった箇所を発見し、
苦手だという意識を取り除き、一歩一歩ゆっくりと、
自分で”できた”と実感するまで続けることです。

そうすれば自信が育まれ、
結果として実力(成績・学力)が表に出てきます。
学習との向き合い方やアプローチの仕方で、
人によっても異なりますが、他へもいい影響が出てきます。

このような流れに乗った場合、
「努力」というよりも「楽しむ」意味合いが強くなり、
積極的な状態がどんどん波及し
学習を取り巻く親子関係や友人関係などにも影響し、
学習環境そのものが”より良く”なります。

学習における「小さな成功の積み重ね」ですが、
これは大人、社会人においても、共通して言えることです。


子どもたちに、義務教育の学習を通して伝えられることは、
決して高い得点を取るという表面的な意味合いだけのものではありません。