2010年12月11日

失敗という経験から得る”自立”

教育とは「子どもを助ける」ことではありません。
子どもが「自立できる」ようにしていくことです。
助けなければ、子どもは失敗するという経験をします。

子どもに失敗させたくないという親心から、
親は自分の失敗した経験と情報をすべて子どもに与えようとします。

しかし伝わるのは言葉の情報だけで、体験までは伝わらないのが実情です。
本人が身を持って体験しないとダメなのです。


たとえば自転車の乗り方を覚えるにも口での説明だけでは、
乗れるようにはなりません。何度も転んで、痛い思いをして乗れるようになるのです。

本当に子どものためを思うなら、完全には助けない事が肝要です。

転ぶことで、小さなケガをさせながら大きなケガをしないコツを教える。
ここが大事です。


テストでも同じです。

定期テストで失敗をしても、
そこから、自分にとって大事な時に失敗しない術を身につけていけばいいのです。
入試という本番に向けて・・・。